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【from Editor】鳩山予算が3回続くと…(産経新聞)

 「このまま鳩山政権が続けば、日本はどうなるんでしょうね」。最近よくこう聞かれるので、いつもこう答えている。

 「この政権が3回予算を組めば、日本は巨大なギリシャになるんじゃないですか…」

 民主党シンパから「言いがかりだ」と抗議を受けそうなので、私なりの論拠を示したい。

 財務省が国際通貨基金(IMF)基準に従って発表した3月末時点の国の債務残高(借金)は882兆9235億円、国民1人当たり約693万円に上る。IMFは債務残高の対国内総生産(GDP)比率が2015年には主要国で最悪の250%になると予測する。財政破綻(はたん)したギリシャの債務残高比率は133%にすぎない。

 それでも破綻しないのは日本人の総資産が1400兆円あり、国の借金の大半を吸収していることが大きい。ただ、このまま借金が膨らめば、10〜15年で破綻するとも言われている。

 ここまで借金が膨れあがったのは自民党政権の責任も大きいが、私は財政学的な見地から危惧(きぐ)しているわけではない。

 政権が政策を予算に反映させるには最低3回の予算編成が必要だ、という。予算には前政権の継続事業がかなり含まれ、新政策をすぐに反映できないからだ。「首相は3年やらないと意味がない」といわれるのもこのためだ。

 つまり3回予算を組めば、民主党らしい政策が反映されることになる。どんな政策か。菅直人副総理・財務相が来年度の新規国債発行を今年度(44兆3千億円)以下に抑制すると言っただけで袋だたきにあう政党だ。そのころには衆院任期も迫る。子ども手当は言うに及ばず、ありとあらゆるバラマキ政策が並ぶのではないか。

 この程度で日本が傾くことはないかもしれないが、気になるのは、メンタルな部分だ。

 国際社会ではなお、日本人は正直で、勤勉で、教育水準が高く、道徳観があり、約束を守るとみられている。つまり「日本人は総じて信頼に足る」と思われているからこそ、国家も信用されているのではないか。

 だとすれば、今の政権はどうだろう。教育や科学技術を軽視してはいまいか。家族や道徳を尊重しているか。何しろ首相がカネの問題でほおかむりを決め込み、平気でウソをつき、約束を破る。「何だ。日本人ってダメじゃないか」。国際社会がそう思った瞬間、日本沈没が始まる。(副編集長 石橋文登)

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